1000-01-11から1日間の記事一覧

大杉栄

クロポトキンの翻訳者である大杉。相互扶助は「互いを守るもの」であると同時に、「互いから互いを守るもの」でもある。これは「一切の社会には、必ずその両極に、征服者の階級と被征服者の階級とが控えている」という見解からの帰結。 「社会か監獄か」1913…

幸徳秋水

・問題的なる「社会」と「社会的人権」―政治的権利から社会的権利へ 封建遺制ではなく、「現在の」社会に問題の根源を見出す社会学的視線。 ・「教育界の迷信」1898年『幸徳秋水全集』第2巻(明治文献、1970年) 教育の社会近時益々繁劇を加へ来れり、教育問題…

中江兆民

・中江兆民における「社会的生活」と「懇親会」 ・中江兆民「懇親会」1888年(『中江兆民全集』11巻、岩波書店、1984年)。ここでいう「懇親会」については、全集11巻の解題(松永昌三)で次のように述べられている。「懇親会と称して、民権派人士の会合が各地で…