2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

未来への言葉

あの人に、優しさをあげよう。 いつまでも人を思い遣れる様に‥‥‥。 あの人に、暖かさをあげよう。 冷たい人にならない様に‥‥‥。 あの人に、強さをあげよう。 くじけない様に‥‥‥。 あの人に、私の大切なものをあげよう。 道を違わぬ様に‥‥‥。 そしてあの人が…

今年印象に残った作品ごった煮編

ジャンル不問、基準は「やべぇ、これ新しい!」と感じたかどうかだけです。 去年から引き続き過去作品の視聴をメインに据えていたため、このランキングでも今年の作品が『ef』しかないという異常事態……あれぇ、おっかしいなぁ。 第5位:minori『ef - the fir…

2006年の終わりに

今年中に40000PVに到達するか微妙な勢い。 僕はこれから「紅白歌合戦」という名の「実写版マクロス」を見て、「ゆく年くる年」(「逝く都市狂う都市」の誤変換という説が有力)を見てなくてはいけないので大忙しです。 みなさん、良いお年を。

解放と喪失の『ef - the first tale.』

「やり直す、なんて口で言うのは誰にだって出来ます。 新藤さん、あなたはいつまでも同じところで足踏みしてるんですよ。 いつか、誰かが手を引いてどこかへ連れて行ってくれることを望みながら。 (中略) 甘えてるんじゃないわよ、お譲ちゃん」 文意から外れ…

私信

実家に寄生虫。 まちがえた。帰省中。意味も似ているので、つい。

ef - the first tale.

そう 冬の結末だけではまだ終わっていない。 ―まだ終わりではないことを、俺は知っている。 優子は柔らかく微笑み、小さく頷いた。 ああ、もっと聞かせてくれ。 今の優子が関わってきた者たちの話を、お前の言葉で。 幸せを手に入れた者たちの、もうひとつの…

空の境界・劇場アニメ化決定

ソースはこちら⇒http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2006/12/post_600.html うーん。あの戦いの最中にさえベラベラベラベラと喋り続ける、小説版『逆襲のシャア』みたいなが作品が劇場アニメ化ですか……。映像化してもアクションを売り物に出来るような話で…

ウィンターガーデン

http://d.hatena.ne.jp/tukinoha/20061227/p2 こちらの記事とは順番が前後しますが、『デ・ジ・キャラット』の続編(あるいはスピンオフ作品)である『ウィンターガーデン』についての感想です。 大人になったでじこはゲーマーズではなく、ケーキ屋さんでアル…

「貴方は、私とスカンジナビア半島、どっちの方が大切なの?」 ―自分の言葉(むしゃくしゃして書いた。今は反省している)―

「彼はシートに腰かけ、暴君ネロはなぜブリタニキュスを毒殺したり、母を殺したり、ローマ市街に火をつけたり、キリスト教徒を処刑したりしたのかとしきりに考えた。早くやっておかないとルネッサンスになってしまうからだという結論に達した時、電車は飯田…

劇場版CLANNAD

いまさらで非常に申し訳ないのですが、2007年の夏にCLANNADの劇場版が公開されることを今日初めて知りました。監督は劇場版AIRの出崎統氏……みんなで見に行ってガッカリして帰ろうぜ! ちなみにCLANNADは漫画版しか読んだことがありません。

続編とパロディには境界しかない

デ・ジ・キャラットの続編『ウィンターガーデン』についての話。作品感想はこちら つまり、純粋に作品だけを見ていれば作中の少女がでじこだと捉える根拠はほとんどないということになる。ならば、この物語を『デ・ジ・キャラット』の続編と捉えて良いのだろう…

ローゼンメイデン・オーベルテューレと「人物を描くこと」

少年が引きこもったり、人形が闘ったりツンツンデレデレしたりする大人気シリーズの第3期……なのですが、時系列的には第1期と第2期の間、さらに回想で第1期よりも前を描いていること、そして主人公はいつもの真紅ではなく水銀燈、とかなりの異色作だったりし…

ロリータ

ナボコフ原作の映画『ロリータ』が深夜に放送されていたので、寝ずに見ていました。 で、感想。これは凄い。文句なしの傑作です。 中年の教授が12歳の少女に恋をするこの作品、普通なら読者を放り出して延々と煩悶する退屈な作品になるところですが、実際は…

冷蔵庫のコルクボード

最近、作品の評価とレビューの長さがまったく比例しない、むしろ反比例しているのはどうしてだろう。単に「つまらない」と書きたくないだけなのか。

「らぶドル」と物語論

物語論・原型批評と呼ばれる批評の形式があります。 具体例としては「リップ・ヴァン・ウィンクル」と「浦島太郎」が同様の物語構造を持っていると指摘されていること、他にも同時代の作品については、蓮實重彦によって、井上ひさし・村上春樹・丸谷才一の作…

はぴねす!

「でも、ちょっぴり幸せな気分……」 お腹いっぱいな感じで見終わりました。それほど目新しくもなければ、洗練されているというわけでもない、標準的な作品です。しかし、「標準的」であるために話したくなることもあるわけで、作品自体への感想ではありません…

聖なる夜に

今夜はクリスマス。人工の灯に照らされた街は、どこまでも明るい。 誰かが光を浴びた分だけ、誰かが陰に覆われる。 明るいは暗い。嬉しいは悲しい。楽しいは辛くて、みんなはひとり。 世界はどっちに向いている?自分はどこに立っている? 不安だから仮面を…

冷蔵庫2.0

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CE%E4%C2%A2%B8%CB2.0?kid=194008 これは素晴らしい概念ですね。 技術が何のためにあるのか、技術を使って何をしたいのかを知らなくても使えてしまう、ユーザーの広がりと技術の成熟を表していると思います。車の構造を知ら…

AIR

わが子よ、よくお聞きなさい。これからあなたに話すことは、とても大切なこと、私たちがここから始める、親から子へと絶え間なく伝えていく、長い長い旅のお話なのですよ。 私たちは星の記憶を継いでゆく。この星で起こる、全ての事象を見聞き、母から子へと…

ef - the first tale.その1

ファンタジーまで、あと少し 「ねんがんの efをてにいれたぞ!」 「殺してでも うばいとる」 「な なにをする きさまらー!」 というわけでef - a fairy tale of the two.の第1弾、ef - the first tale.を手に入れました。 ゲーマーズ京都店で予約購入したの…

タカラから植木等フィギュア発売

http://www.takarahobby.com/new/0612ueki_hitoshi/index.html すり鉢とすりこぎ、およびハッスルコーラ6本付きで13440円。当時を知る人の年代にとってはそれほど高いとはいえないし、出来もかなり良いみたいですから、売れるんじゃないでしょうか。 タカラ…

博物館のミステリィ

Q:ブリティッシュ・ミュージアムが大英「博物館」で、ミュゼ・ルーヴルがルーブル「美術館」なのはどうしてでしょう? A:なんとなく。 嘘ではなく、これまで「ミュージアム」の訳語として「博物館」と「美術館」のどちらを使用するのかについて、理論的な…

批評のミライ その1

気になる記事を見かけたので、脊髄反射的に反応してみます。 小説に限らず創作を享受する目的はなんだろうか、と考えたときに、当然その答えはひとつではないのだが、〈楽しむ〉ことと同じくらいに、というよりは完全に別なベクトルで僕にとって重要なものと…

BLACK LAGOON The Second Barrage

「『人はさいころと同じで、自らを人生へと投げ込む』そう言ったフランス人のことを知ってるか?」 「ジャン=ポール・サルトル。実存主義派の哲学者。だが俺にグッとくるのは、『3つの籠に5個の卵を詰め込むやつには、早めに風穴を開けるべし』その言葉の…

「私を誰だと思ってるの!たとえウエイトレスの衣装を着ようとも、私は100億ドルの女、桜野タズサよ。お客にこき使われてたまるもんですか!」 「OK!それだ!」 「は?」 「いいかい、君は世界一わがままで高飛車な、100億ドルのウエイトレスだ!これで完璧…

絶対使ってはいけないツール

こんなの見つけました。 http://ja.webscouter.net/ ブックマーク(SNSではない方)に登録することで、閲覧しているサイトの戦闘力(影響力)を調べることができます。ただ、自分のブログの戦闘力を見たあとに大手サイトの戦闘力を見ると本気で落ち込みますので…

レビューブログとして考えること

批評というのはどう転んでも戦略的な行為に他ならないわけで、本人の自覚はともかくとして、作品へのえこひいきという側面はどうしてもあるのでしょう。たとえ作品をボロクソに貶している批評を見ても、僕は「ツンデレだな、この人は」と解釈しますし。 あと…

銀盤カレイドスコープ

作画崩れに対する風当たりが強い今日この頃、「崩れたっていいじゃないか。アラン・スミシーだもの」というわけでこんなの見ました(意味がわからない人は「銀盤カレイドスコープ Alan Smi Thee」でググってみよう!)銀盤カレイドスコープ1 (通常版) [DVD]出…

主題歌で振り返るアニメ業界2006

2006年も残すところあとわずか。一足早く総括を終わらせて、コタツでみかんを食べながら年末の最終回ラッシュを楽しむことにしましょう。 とりあえず今年放送されたアニメのOP・ED映像の中で最も優れていると感じた10作品を集めました。そこから受けた印象を…