春ですねー。前に更新したときは、まだ冬っぽかったんですけどねー。何せ3週間も間が空きましたからねー。はは……。
1キロほど離れた場所に引越しをしました。作業自体は1日で終わったのですが、インターネットの回線を開くのに意外と時間を取られ(繁忙期だからなぁ)、結局2週間ほどネットなしの超健康的な生活を強いられたわけです。健康的な生活の重要性がよくわかりました。死んでから満喫したいと思います。

もうひとつのブログを更新しました。今回のテーマは「日本精神治療小史」です。今回は力作……というほどではありませんが、書くのに結構な時間がかかりました。具体的に言えば7時間。
http://d.hatena.ne.jp/tukinoha2/20090328
話の中心になるのは京都・岩倉における精神治療の伝統について。それが「文明開化」によってどう変化したのか、あるいは変わらなかったのか、という話を書きました。
少し前の京都新聞に、京都市歴史資料館が「実相院の古文書」という展覧会をやっているという話が掲載されているのですが、それを読んだことが記事を書いた直接のきっかけになっています。少しだけ引用しましょう。

大雲寺では、平安中期の後三条天皇の皇女が精神的な病気を患い、祈願して井戸水を飲むと治ったという伝承がある。江戸時代、治癒を願い訪れた人々を地域の茶屋や民家が預かって療養し、「家庭看護」の発祥地とされる。念仏や井戸水飲用、滝に打たれる灌水(かんすい)療法も行われたという。
公開されている文書は同寺を支配した隣接の実相院に残る。実相院が各療養人に鑑札を発行して出入りを管理したり、療養人から茶屋が冥加(みょうが)金を受け取って一部を大雲寺に支払ったという地域ぐるみの受け入れ態勢が記されている。

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009020200097&genre=M2&area=K00

これを読んで、自分で岩倉の歴史なんかを調べて書いたのがリンク先の記事。それにも関らず、まだ歴史資料館に行ってないんですよね……。