ものすごい極論かもですが

一般的な「日本の」オタクがアニメのDVDを買う理由は、半分が「制作会社の人ありがとう!」という喜捨の精神で、残りが画質と特典と所有欲ではないかと思っています。現在のように動画配信サイトがいくつもある状況では、特に。
ファンサブ問題にしろP2Pの話にしろ、どうしても「日本人のオタク」を基準にして考えてしまう。でも、画質に拘ったり、DVDを手元においておきたいと思ったり、ましてや自分たちと馴染みの薄い日本の制作会社が潰れると困るのでDVDを買おうと考えるような「海外のオタク」って、僕たちが考えているよりもずっとずっと少数派なのかもしれない。見れれば何でもいいよ、という人が日本よりもさらに多数派なのかもしれない。
これは別に海外のオタクを貶しているわけではなく、表現を売る商売としては実に真っ当なあり方であるにせよ、アニメという産業がそれだけ危ういバランスの上に成立している、ということ。正直に言えば、ジェネオンUSAが撤退を宣言したとき、北米のオタクに対して「ざまーみろ!」ぐらいは思いましたが……。
ただ、日本国内の市場だけでは採算が取れないような作品は今後作り辛くなるのかなぁ、なんて考えると暗澹たる気分になります。
ついでに某所で以前聞いたP2P関連の話を書いておくと、アニメを流している自称神がちょくちょく逮捕されて、エロゲを流している自称神がめったに逮捕されない理由は、制作会社の資本の差だけでなく、エロゲは字幕をつけるのが大変すぎるので被害が日本国内だけで抑えられるからだ、とのこと。


話は全然変わりますが、明日の『笑っていいとも』に押井守が出演するそうです。
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きっと犬の話でもするのでしょう。