やっとこさゼミの方がひと段落ついたので、頭のリソースを趣味の方に振り分けてやりたいと思います。手始めにもうひとつのブログを更新。今回のテーマは「鬼」について。物語論としてもっと突っ込んだ話にもっていきたいところ。
http://d.hatena.ne.jp/tukinoha2/20080512
最近ちょっとだけ心を入れ替えて本をがしがし買っているのですが(以前は主義として買わなかった)、相変わらず本棚を持っていないので置くスペースが無くなってきました。では本棚を買おうか、という話になるわけですが、古本とレジュメを入れたダンボール箱が邪魔で本棚を置くスペースがない。卵が先か鶏が先か。それとも、自分の尻尾を追いかける犬みたいなものでしょうか……。

『ef』最終巻を視聴。「蓮冶くんは私を苦しみから救ってくれたナイトでした」という新藤妹の台詞に全米が泣いている一方で、姉の方はといえば通りがかりの女性に「あなたはいつまでも同じところで足踏みしてるんですよ。いつか、誰かが手を引いてどこかへ連れて行ってくれることを望みながら……(中略)……甘えてるんじゃないわよ、お嬢ちゃん」となじられているわけで、この不公平感は何だ、「楽よね、妹キャラ」という言葉はやはり正しかったのか、と思ったり。
楽よね 妹キャラ - ニコニコ動画

アニメ版『Wind』ドラマCDより
「おにいちゃん」とか「えへへ」とか「うにゅう」とか言ってればいいんだもん。
楽よね、妹キャラ!

しかしまあ本当に『ef』は素晴らしかった。直接この作品と関係の無い記事でも頻繁に引用しているし、本当はもっと引用したい、そんな作品。ただ、いつもこれだと馬鹿にされそうなのでセーブしています。

ef - a tale of memories. 6 [DVD]

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表現規制の話について。近いうちに「自由とは何か」というところからまとめてみようと思っているので、今日はちょっとだけ。
要点その1、制限と自由は両立することが出来る。例えば信号機。信号機はある瞬間において交通の自由を制限するが、信号が無ければ怖くて外に出ることも出来ないだろう。つまり、良く制限されることによってかえって多くの自由を得ることが出来る。
要点その2、自由には「制限への自由」と「制限からの自由」がある。民主主義とは、前者の立場から見れば素晴らしいものだが、後者の立場から見れば「必要悪」である。
要点その3、「制限への自由」は自己正当化を、「制限からの自由」は逃れるべき制限の範囲を拡大することで(たとえば貧困、因習、煩悩など)かえって福祉的パターナリズムを生み出す危険性を孕んでいる。
要点その4、自由は自由であって、平等ではない。ゆえに、強制者なき不自由は存在する。
要点その5、自由の大切な機能とは、自分にとって何が重要かを決めることである。
要点その6、続きはまた今度。