業務(?)連絡および雑記

人間力を指先まで満たしても寒くて仕方ない、そんな京都。俺の人間力を受けてみろ!
もういっこのブログを更新しました。今回のテーマは「乃木大将と殉死」について。
http://d.hatena.ne.jp/tukinoha2/20080223/p1
上の記事を書きながら、以前、靖国神社に行ったときのことを思い出しました。時間もあまりなかったので遊就館にも入りませんでしたが、境内で見かけた、旧日本軍の軍服を着せられた5歳くらいの子ども。その姿を撮影する周囲の大人たち。あの子どもは、どんな大人になるのかなぁ、と。
正誤、善悪の問題よりもまず「僕は嫌だ」と思ったこと。そんなプリミティブな感情に突き動かされた結果、僕は現在の政治的スタンスに至ったのかもしれません。

先月から楽しみにしていた今月号の芸術新潮の特集「源氏物語」を今ごろになって読了。その中の「10分で読める『源氏物語』」という項目で不覚にも吹き出してしまいました。

26「常夏」
内大臣は、光源氏が頭を下げれば娘と夕霧の仲を認めようと思うが、光源氏は非友好的。玉鬘の素性を知らぬまま娘を探す内大臣、名乗りでた近江の君はヤンキーだった。

34「若菜 上」
出家を決めた朱雀院は愛娘・女三の宮を光源氏に嫁がせようとし、光源氏は彼女が藤壺の姪ゆえに承諾。紫の上、そりゃないわと思う。

こういう雑学的な話のほかにも、『源氏物語』の流布過程のようなものが詳細に描き出されていて、なかなか刺激的な特集でした。ただ、『源氏物語』に代表される、朝廷の文化的な権威を少し強調しすぎじゃないかとは思いましたが……。

芸術新潮 2008年 02月号 [雑誌]

芸術新潮 2008年 02月号 [雑誌]

ブログの更新をさぼっている間に考えたことを、これから順番にアウトプットしていこうと思います。最近の関心は「物語と倫理」、「縦の構図」、「『H2O』について、書くことは特にない』です。あと、最近『もしも明日が晴れならば』をやっているので、その話も近日中には。やはり時代は妹だな!とか。姉は別にいいです、とか。