雑記11/16

「〜なやつは〜だ」というレッテル貼りというのは概して不毛であり、それ自体批判されるべきことである、と僕は考えます。しかし、そのレッテル貼りに対して、レッテルが指し示す対象はどこにも存在しない、レッテルとは実体のない幻想である、という批判もまた同様に不毛です。
例えば、オタクは身だしなみに気を遣わない、自分の世界に引きこもっているといったイメージはマスコミによって生み出されたものであり、存在しない「オタク」を象徴する幻想である、という批判は、そういった象徴がまさに幻想であり実体として存在しないからこそ機能しているという点を見逃しています。

今期のアニメで『ef』の次に楽しみなのが『神霊狩』。『ef』が絵で魅せるアニメなら、『神霊狩』は音を聴かせるアニメ。サウンド派の作品というのは本当に珍しいですね。次の記事のタイトルは「『神霊狩』を聴き倒す−サウンド派アニメの楽しみ方」かなぁ。期待は乞いません。