『CLANNAD』プレイ日記・その1

CLANNAD -クラナド- 初回限定版
劇場版『CLANNAD』の公開を間近に控えた9月某日、ようやく意を決して原作を開始することに。「コンプリートするのに60時間くらいかかる」という噂を聞いて躊躇していたのですが、
1.10月はめがっさ忙しい。2.劇場版+アニメ版を見た後で「製作者は原作の意図を良く理解している」などと偉そうなことを言いたい。3.そもそも借り物なので、返せと言われる前に終わらせたい。
以上の理由から、やるなら今だと判断しました。
そこで積みゲー山脈の中からソフトの捜索を開始。最近、地殻変動が起こって積みゲー山脈がレジュメ山脈の下に潜りこんでしまったため、発見まで1時間ほどかかってしまいました。さらにインストールが長いながい。紅茶を入れて戻ってきても、まだインストール中。60時間は伊達じゃないぜ……
インストールが終了するとすぐに本編を開始。あれ、OPは?『メグメル』は?本編をある程度進めないと見られない……のかな?今年の冬にプレイした『ef – the first tale.』なんて、本編が全て終了してからOPが流れるというビックリ構成だったので(もはやOPではない)、これくらいでは驚きません。


では本編の内容へ。
主人公の名前は岡崎朋也。姓・名ともに変更可能。何故かと言えば声がついていないから。これが例えばフルボイスの『D.C.〜ダ・カーポ〜』になると、名前は変更可能なのだけれど、その代わり誰も名前で呼んでくれないというちょっと可哀想なことになるわけです。声が付いてない方が良いこともある、ということ。
この主人公は怪我が原因で部活を辞め、それ以来何事にも一生懸命になれなくなったという過去の持ち主。しかも、その怪我の原因が父親との大喧嘩であったため、父親とも他人行儀にしか付き合えないようになりました。
父親は主人公のことを「朋也くん」と呼びます。そのたびに主人公は、他人のような呼び方をする父親に苛立ってしまうのです。ちょっとまて、『CCさくら』に出てくる父親なんて、娘のことを「さん」付けで呼んでいるぞ。「くん」付けくらい気にするなよ、と思わなくもありません。
さて、物語は主人公が学校の前の坂道で見知らぬ少女と出会うところから始まります。少女の名前は古河渚。長い間学校を休んでいたため、他に友達がいない模様。まあ、友達がたくさんいたら、主人公なんかと遊ばずにそっちへ行ってしまうので、ギャルゲーのヒロインは大体友達が少ないのです。
この古河渚が演劇部を作るというので協力することになった主人公。男の友人には容赦ないのに、女の友人には協力的。いや、それは普通。ともかくそういうわけで古河渚と親しくなっていき、数日後には両親に紹介されました(はやっ!)。
この両親がめちゃくちゃ若い。何か秘密があるのか、それとも樋上いたるに「素敵な中年」が描けないだけなのか……。主人公の父親なんて「いかにもオヤジ」という感じなのに、この差別は何だ。家族仲も異常なくらい良くて、主人公の家族とはまた違った意味で過去に何かあったのかなぁ(コメント欄でのネタばれ禁止)。
古河渚、夜中に主人公と遭遇した際に「お連れしましょう。この街の願いが叶う場所に」という謎の発言。何者なんだろ、彼女(コメント欄での以下略)。
ある日、演劇部の部員募集のビラが全て剥がされていました。生徒会から呼び出しを受けた古河渚。そこで彼女は、勧誘活動の禁止を言い渡されたのでした……。どうなる演劇部!


それにしても生徒会はまた悪役かぁ。Key作品における「家族」の対立項って「他人」あるいは「組織」なのかもしれませんね。利害関係で動くのが「組織」、それを抜きにして動けるのが「家族」みたいな。