水樹奈々『innocent starter』
一言いうなら、なのはのOPは一番最初のが詩としても曲としても一番良かった気がするんだが……
http://blog.goo.ne.jp/kamimagi/e/75800bcd35c0d3c0f9a977529f11db56
『リリカルなのは』は第1期が一番面白いと頑なに主張する会会長の俺が来ましたよ、というわけで今日はこの曲。
- アーティスト: 水樹奈々,志倉千代丸,大平勉,飯田高広
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2004/10/06
- メディア: CD
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ギターのディストーションが耳に残る曲ですね。ゆっくりイントロに入りサビの部分までに盛り上げていくベタな構成ですが、非常に洗練されているなという印象を受けました。
あと、演歌仕込の歌唱力と同じく歌詞が文学的というかポエミーなことで有名な水樹奈々ですが、このころはまだ平易な言葉と文学的な言葉とのメリハリが利いていて、素直に良いなと感じます。
膝を抱えて 部屋の片隅 いつも不安で震えてた
本当を知ることが恐くてトビラを閉じた
優しい嘘に 居場所見つけて 夢の中に逃げ込んだ
誰も知らない 孤独の海を 深い蒼に染めてく
寂しさ隠す 一途な思い 君のココロを傷つけている
「トビラを閉じた」「孤独の海」「深い蒼」などなど、複数の部分にかかる比喩表現が、平易ながらも技術的に優れていますね。