演出と脚本の違いについての質問

あいだ教えてもらった両者の違いを確認。ある物語作品があったとして、
・一体どういう物語なのかが「脚本」
・その物語をどう表現するかが「演出」
と分けると理解しやすい。意外と分かっているようでわかっていない事なんだよなぁ。この定義の「演出」だとすると、完成作品は「演出」のカタマリなわけだわな。「演出」は見ることができても、「脚本」を見ることができないことは結構多い。だからライトなオタクは「演出」について語り合うし、ディープなオタクは「脚本」について語り合うという偏見がぼくにある(笑)


「演出」は刹那的かつ瞬間的な快楽を生み出すけど、「脚本」は持続的かつ継続的な快楽を生み出すと言ってもいいかもしれない。

http://d.hatena.ne.jp/hasidream/20070520/1179637418

コメント欄で質問しようかと思ったのですが、長くなったのでこちらに書きます。


①引用記事での「脚本」と「演出」はそれぞれ「ストーリー」と「プロット」に言い換えることが出来るように思えたのですが、両者は同じものだと考えてよろしいのでしょうか?


②「演出」と「物語」は安易に切り離せるものなのでしょうか?例えば「脚本」の段階においては平凡極まりない日常を描いた作品であっても、斜めからの視点で描くことで不安を、俯瞰視点で描くことで孤独を物語の意味として与えることが可能となります。このように考えると、演出の前に物語があるという考え方には疑問を感じるのですが、hasidreamさんはどのようにお考えでしょうか?


③持続的かつ継続的な快楽を生み出すのは「脚本」ではなく「あらすじ」の領域ではないでしょうか?つまり、「作品そのもの」と重要性に応じて受け手が取捨選択した上で語る「作品」との間には断絶があるにも関わらず、その両者を同じ「脚本」という言葉で括るのには疑問を感じるのですが。


以上について、id:hasidreamさんのご回答がいただければ幸いです。