『魔法少女リリカルなのはStrikerS』−日常はどこへ消えた?

憧れたのは、私の命を救ってくれた人。
夢に見たのは、その人みたいに強くなること。
ずっと憧れて、夢に見て、目指してて。だけど、4年越しの再開はあんまりにも突然で、まだ何にもわからなくて……。
でも、ここからきっと何かが始まる。そんな気がする

前作から時間は一気に10年が経過し、魔法「少女」でリリカルな主人公たちも今や19歳。もうすっかり大人っぽく……中身は成長していないよね?
いやいや、前作の時点ですでに「こんな小学3年生がいるか!」状態でしたので、ようやく外見が中身に追いついたという、ただそれだけの話でしょう。どちらかと言えば、変わったのは主人公たちを見る周囲の方。引用文の通り、すっかり「憧れの人」になってしまったわけで。印象というのは、その人を囲む環境によって随分と変わってしまうのだなぁ、と変に感心してしまいました。
個人的には前作まで主人公たちの周囲にあった「魔法のない日常」がすっぱり切り落とされているのが気になります。言い換えるなら「魔法少女」と「高町なのは」が限りなく接近しているのです。こうなるともう、サイヤ人と変わらないですね。食器を洗っていてもバリンバリン握りつぶしてしまう感じ。
この先『なのは』がどうなるのか、さっぱり読めません。
最後にOP曲を紹介。『なのは』ではすっかりおなじみ水樹奈々SECRET AMBITION

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