コレクションの近代

今日は特に何もなかったので、いただきじゃんがりあんRのOPをみてうひゃらひゃらしている内に夜になりました。http://www.youtube.com/watch?v=1UB6lu27Y0kこれが噂の宇宙麻雀、その実態は××麻雀だ!おわり。 


これで終わりにしておけば良いのに……。と思いつつ続きを書いています。何でだろ?原始の海から生命が発生したように、コンテンツを増やすことでtukinohaという狭量なネット空間を生命のスープに近づけようとしているのでしょうか。そこから何かが生まれますように、と飲まないワインに似た期待を抱いて。
というわけでこんなの読みました。

コレクション―趣味と好奇心の歴史人類学

コレクション―趣味と好奇心の歴史人類学

コレクションにかけては、日本はまだまだ西洋にはかないません。歴史が違います。日本での幕末に村垣淡路守という人がアメリカの博物館を訪れているのですが、この人が骨格標本をみて言った「これでは夷狄と言われてもしかたない」が双方のコレクション、それが基となった博物館に対するスタンスの違いを明確に表しているのではないでしょうか。誰ですか知行合一とか言い出した人は。
しかしそんな日本でも世界に誇れるコレクション分野がひとつ。
それは、石です。「石は加工するもの」という新石器時代以来の常識を打ち破り、あえて自然のまま利用するという素晴らしい伝統。ビバ、奇岩趣味。
真面目な話、江戸中期以降の石の研究は日本歴史学の原点と言えるでしょう。本草学と物産会が実証的な研究と同好の士によるサークル作りを促し、歴史学の誕生に貢献したという話はよく聞きますが、石のコレクターたちはそれ以前から同じようなことをしていたわけで。
だから石のコレクターは、凄い。気がするだけかもしれないが。