普通借家契約と定期借家契約

春の新生活に向けて、これからアパート探しをする人のために。
不動産屋でアパートを探してきたのですが、最近は更新料なしの部屋が多いようでよかったよかった・・・と思いきや、いざ契約の段になると「この物件は契約の更新が行われず、期間終了ごとに新規で契約を結んでもらいます。そのたびに契約手数料が必要です」ということがありました。実質「契約手数料＝更新料」ですね。しかも、契約の更新を行わないことが明記されているので、借家人の権利の保護も弱い。大家さんがアパート潰して駐車場にするとしても、立ち退き料がもらえないわけです。
最近はこういう「定期借家契約」の物件が増えているそうです(普通借家契約なら特に問題なし)。アパートの礼金や更新料を違法とする判決が出て、別の収入源を確保する必要に迫られたのか、あるいは数年後にリフォームを予定していて長く住ませるつもりがないとか、だいたいそんなところでしょう。こういった事項は契約の最終段階になって初めて説明されるので、知らずに行くと押し切られるかもしれません。ご注意を。
「重要事項説明はほんと重要なので、いったん持ち帰る覚悟で」(某氏)