『CLANNAD』プレイ日記・その4

CLANNAD ~クラナド~ 通常版
今回は藤林杏シナリオについて。
key作品初の三角関係、修羅場?修羅場?とわくわくしながら見ていましたが、いつものkeyでした。
Kanon』をプレイした御影氏は「三角関係に負けた女の子はどうなるんだろう」という疑問を抱き、それがminoriの『ef』で具現化されたというわけですが、それくらいkey作品の女の子は身の引き方が潔いんですよね。ただ『CLANNAD』では、三角関係に負けた女の子が別の男と付き合いだすところまで描かれていて(あっさりしていますけどね)、そこは割とリアルでした。
その他、考えたことを少し。
家族関係の難しさというのは、やめることの難しさに起因しているように思います。渚シナリオ(それとアフターストーリィ。プレイ済み)では街の、学校の、部活動の仲間はみんな家族ですという考え方が貫かれていますが、いざとなればやめてしまうことの出来るそれらの関係とはまた別の困難さがあるわけです。
君が望む永遠』も三角関係ものでしたが、彼女たちが最後に選んだのは「もう会わない」という選択肢でした。でも、同じ家に住んでいる人間同士だとそうはいかない……。
ふられた方の異常な潔さ、というのもそこに起因しているのかもしれません。これも「家族」を描くことの難しさのひとつ。