高台寺から見た祇園の街並み。
モノを見ることは光を見ることだと聞きますが、まったく同感です。僕たちは「モノ」を見ているのではなく、「モノ」に反射した光を見ているというだけの話。青空の青も、夕焼け空の赤も、すべて大気に乱反射した、光が本来持っている色です。
そういう意味では、モノではなく光を表現した印象派の画家たちは偉いなぁ、と思うわけで。狩野芳崖の「悲母観音」を見たときも同じ事を考えましたが。