慣用句のミステリィ

http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/01/post_917.php
慣用句以外では使われなくなった言葉の話。
ちなみに「うだつがあがらない」の「うだつ」についてはここが詳しいかと。「赤の他人」とか「真っ赤な嘘」の「赤」は色のことではないとか、知らなくても全然問題ないし、どうでも良いといえばどうでも良い話。
言葉というのはどんどん起源を忘れられていくものですが、作られた当時からどんなシチュエーションで使われたのかイマイチ想像できない慣用句もあります。「入り鉄砲に出女」とか。
例えば時代劇で
お姫様「私と一緒に逃げてくださいまし!」
恋人「『入り鉄砲に出女』と申しますから、それは致しかねます」
お姫様「ああ、私は一生籠の鳥……よよよ〜」
なんてセリフが出てきたら「わざとらしい」とか「人物が描けていない」なんて苦情が殺到すること間違いありません(お前の考えた設定がわざとらしいだけだって?なるほど、正論だ)。