水伝論争は迷走を続けています

前回は長々と反証実験について書きましたが、本音はこちらです。
はっきり言って「水からの伝言」に書かれている「よい言葉が水に影響を与える」という内容の真偽はどうでもよくて、科学が「人生は如何に生きるべきか」的な道徳話に利用されるのが気に入らないだけなのです。個人的には。
科学と人生なんて何の関係もないよ……。ましてや宗教なんて。科学はどうしたって宗教にはなれません。なったとしたら、それは科学とは異質なものに変化しています。
マイナスイオンでも、活性水素水でもなく、「水からの伝言」を叩いている意味はそこにあるはず。
反証実験をしても「水からの伝言」が間違いだとわかるだけじゃないですか。せいぜい180万円の機械を買わされる人がいなくなるだけ。そんなことはどうでもよいから、どうか道徳の教材として使うのをやめてください。それだけが 私の望みです(ひぐらし風)。