秋の夜長にうってつけのあれこれ2

食欲の秋なわけですが、冬眠をしない人間には、秋だからといって多く食べる必要はありません。食材にしても、野菜なら夏、魚なら冬の方が多いんじゃないかな。肉は……知らない。屠殺場で働いたら死生観が変わりそうだね。僕はやりたくないけど。
そんなわけで、秋の夜長に食べるものといえばこれ。

秘密がいっぱいのカップヌードル。例えば、「ヌード」と誤読されないように「ヌ」の字が小さくなっている事とか。機会があれば確認してみてください。
逆説的に思えるかもしれませんが、私はこのカップヌードルが、日本の豊かさを象徴しているように思えるのです。お湯を入れるだけでラーメンが出来てしまうという、極限まで機能を追求したデザインが最高に素敵です。
デザインは時代背景によって変化していくもので、貧しい時代には所有そのものが目的となるため装飾的なデザインが、豊かな時代には機能的なデザインに重きが置かれます。ですから、ゴシック調の調度品に囲まれてディナーを取るより、狭い部屋でネットに繋がりながらカップヌードルを食べる方が豊かだと思うのですが、どうでしょう?