2010-11-18から1日間の記事一覧

大正期の社会と社会科学(2)

文芸評論家・安藤礼二は『近代論』のなかで、「『近代』というものの限界とそれを突破していく可能性を探るために、特権的といってもよい、ある一時期が存在している」と書いています*1。それは明治43年から44年というきわめて短い時間でしたが、そのなかで…