ウィンターガーデン

http://d.hatena.ne.jp/tukinoha/20061227/p2
こちらの記事とは順番が前後しますが、『デ・ジ・キャラット』の続編(あるいはスピンオフ作品)である『ウィンターガーデン』についての感想です。
大人になったでじこゲーマーズではなく、ケーキ屋さんでアルバイトをしながら妹(ぷちこ。元々の設定では妹ではないけど)と暮らしていました。クリスマスの夜、公園である青年と出会ったでじこ。彼女と青年の恋は実るのか?というキャッキャウフフの恋愛物語。この作品では「目からビーム!」で秋葉原を破壊したかつてのでじこは、もはや過去の姿となっています。

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賛否の分かれるこの作品。否定的な意見で多いのが「この話をデ・ジ・キャラットでやる意味があるのか?」ということですが、僕は、キャラクター先行型の物語としては絶対に正しい作品であると思います。ストーリー先行型の物語だったら反発したかもしれませんが。物語の中に入っていけないからね。
おそらくは、ほとんどの視聴者がこれまでの「デ・ジ・キャラット」を念頭において「ウィンターガーデン」を見るのでしょう。その結果、もしかしたら違和感を覚えるだけかもしれません。でじこの中に年月の流れを見出し、寂しい気持ちになるのかもしれません。これはこれで、と素直に楽しめるのかもしれません。ただ、反応はどうであれ、でじこは変化することによって「デ・ジ・キャラット」というキャラクターが本来持っているポテンシャルの高さをみせつけることが出来たのではないかと、僕は思うのです。
「デ・ジ・キャラット」というキャラクターが誕生してから、すでに8年。ゲーマーズのマスコットとして記号化するのか、それとも生きたキャラクターとして物語を生み出すのか、この時期に放送された「ウィンターガーデン」の意義は決して小さいものではないと思います。
こんなことを言えるのも、大人になったでじこぷちこが悶絶するくらい可愛かったからなのですが。話が大人しかった分、キャラクターの魅力が十分に味わえる作品でした。ぷちこ可愛いよぷちこ
「デ・ジ・キャラット」知らない人が見ても面白いんじゃないかな。
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