こんなにも機嫌の良い天気が続いているというのに、家の中で本なんて読んでいられるか!
というわけで、外で本を読んでいます。わけわかんないですね、はい。天気だけでなく僕も機嫌が良いので、お茶を入れるために魔法瓶を買ったり、漫画を買ったり、漫画を売ったりしていました。30冊売ってたった千円かよコンチキショウ。
不機嫌になったところでもうひとつのブログを更新。
http://d.hatena.ne.jp/tukinoha2/20080406
前回は気負って書いた割にアクセス数もブクマもさっぱりだったので、今回は適当に書きました。内容は映画とか読書とか色々です。

ハイパーヨーヨーが流行っているころにミニ四駆を始めるような、世間の流行に一周遅れで乗る人間なので、最近になってようやく『GUNSLINGER GIRL』を読み始めることに。昨日8巻まで読了。この物語を読んでいると『エルフェンリート』を思い出しますね。
ガンスリ』では、少女たちは担当官のことを「好きだ」と思う気持ちが、本当の自分の気持ちなのか、それとも洗脳の結果なのかわからないことに迷いを感じます。それに対して『エルフェンリート』の場合、迷うのは洗脳した本人です。自分に好意を寄せる少女を見て、もしかしてこいつ本当に俺のこと好きなんじゃないか?と考える。そして洗脳を解いてしまうわけなんですが……。結末は秘密。
ガンスリ』とはあまり関係の無い話ですが、現実の存在、あるいは自分の目に見える存在を「仮の」ものだとして、どこかに「本当の」存在があるはずだと願う、そういう思考回路は多くの人が持っているんじゃないかなと思います。もちろん僕も。そして、その「本当の」存在は例外なく良いもの、好ましいものなんですよね。ああ、だからツンデレは可愛くて、ヤンデレはショッキングなのか(ひとりで納得)。

岩波文庫の『日本近代文学評論選』を読んでいたら、大宅壮一が「文壇ギルドの解体期」という評論の中で

「近頃の作品は殆ど読んでいない。」ということを、むしろ誇らしげに口にする文壇人が多いが、これほど文壇人自身による文壇その者に対する侮辱があるだろうか。

と書いていて、実にもっともな話だと思いました。
色々な作品に触れた結果、何を見ても「これ○○のパクリだろ」と反応してしまう体になる、それ自体が悪いというわけでもないし、むしろ大変だなぁと思うわけですが、でも「それはきっと……愛じゃないもの!」と閣下(アニメの方)が仰っておりました。