『D.C.II〜ダ・カーポII〜』−「エロゲのヒロインは(物理的に)軽すぎる問題」を考えてみた

D.C.II~ダ・カーポII~ Vol.1 (通常版) [DVD]

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今週放送された『D.C.II』の第2話の内容を簡単に紹介します。

学園の七不思議について調査する主人公の悪友・杉並。彼は主人公から、校長室の押入れの中にある謎の階段の存在を聞きだし、さっそく主人公を連れて潜入します。
階段を下った先にあったのは大きなカプセル。その中にはひとりの少女が眠っていました。

彼女の名前は天枷美夏。彼女は人間そっくりに造られたロボットなのです。
主人公の過失により起動してしまった美夏。結局、主人公がその面倒をみることになります。

渡された取り扱いマニュアルを熟読する主人公。

「なになに、身長151センチ、体重36キロ、スリーサイズ上から75・50・75。
……じゃなくて、エネルギーシステムはソーラーパワーとゼンマイ。ゼンマイ!?」

36キロ!?大丈夫なのか!?
と、主人公と全然違うところで驚いてしまいました。wikipediaで調べてみると、他のヒロインも概ね30キロ台後半から40キロ台前半です。ちなみに、中学二年女子の平均身長・体重は155.2センチ、47.9キロ(ソースはこちら)。
何のゲームだったか忘れましたが、全キャラクリアしたあとで聴ける声優さんのインタビューで、ヒロインのスタイルに言及して「どこに内臓入ってるんでしょうね?」というのがありました。本当そうですよね。
でも、ここで「体重の設定は男性スタッフが適当に決めているんでしょ」と言ってしまうのは野暮すぎる、というか「それを言ってはお仕舞い」なので、いくつかありそうな解釈を考えてみました。
解釈1.美夏はロボットなので人間の常識では判断できないのだ。(でも、36キロのロボットって、それはもっと凄いぞ)
解釈2.登場人物は全員18歳以上なので、問の立て方がナンセンス。(ただし、それだと余計に平均体重との差が開くよね)
解釈3.中身なんて入ってないよ。(「アイドルはトイレに行かないよ」に限りなく漸近。「中に誰もいませんよ」だと『School Days』の最終回)
解釈4.体重40キロ、バスト80センチを基準とし、体重の増加量はバストの増加量の1/2乗に比例するというマジックルールが存在する。(胸以外に太る部分なんてないよと暗に強調している)
解釈5.エロゲのヒロインには病弱なタイプが多く、体重の軽さはそれを反映している。(たまには男が死んだ方が面白いのに……と酷いことを言ってみる)
解釈6.一見平和に見える作品世界だが、実は慢性的な食料危機。ヒロインが主人公のためにお弁当を作ってきてくれるところなんて、涙なしには見られない。(『ガンパレード・マーチ』?)


そのほか、面白い解釈を思いついた方はコメント欄にどうぞ。
ただ、こんなことを書いている僕自身、平均体重より10キロ以上軽いので、案外エロゲのヒロインみたいな人がいっぱいいるのかもしれませんね……。でも、家族にそんな人がいたら、こっそりご飯を大盛りにして太らせるでしょう。